花粉症

■ 治療の効果 ■
1.鼻・のど・目の症状が治り集中力アップ
 花粉症にお灸をすると、目の充血・かゆみ・涙、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの違和感などの症状が治ったり、軽くなったりします。このうち、本院で最も効果が出ているのが鼻の症状です。来院される患者さんの8割ぐらいに効果が出ています。一番速い時は、治療が終わったときに、もう鼻水が止まっていて、患者さんもびっくりされています。この他、数回治療して症状がなくなる場合、花粉症の季節の間治療を続けて症状が出ない場合などがあります。
2.次の年は治療しなくてよいことも
 花粉症にお灸をしていると、体質が改善されて次の年には花粉症にならないという効果もあります。1年目は2月〜5月までお灸をしていた患者さんが、翌年の春になっても来院されないので、尋ねてみると「花粉症は治っちゃたみたいなので・・・」と言われることがけっこうあります。
3.薬による眠さから解放されます
 花粉症の患者さんには、薬は効くけれど眠くなるので家事や仕事・勉強ができないと、薬を飲まずにつらい症状に耐えている方もいます。お灸で症状が治れば、眠さもなく集中して活動できます。
■ 標準的な治療 ■ ※実際の治療は患者によって少しずつ違いますのでご相談ください。
1.治療方法
 花粉症は、お灸で治療します。本院のお灸はとても小さく、痕(あと)も残りませんから女性でも安心して受けていただけます。お灸は背中・手首・胸の前(ネクタイがある部分)・のどの下などにします。花粉症のお灸治療だけなら、10〜15分で終わります。
2.治療計画
 花粉症の期間中、1週間〜10日に1回の治療をします。1回で治る場合や数回続けて治る場合は、そこで治療完了とすることもできますし、来年に備えて体質改善を目的に続けることもできます。
 また、患者さんご自身がお灸したり、ご家族にお灸してもらうなどの家庭での治療を挟みながら本院に来る間隔をあけることもできます。患者さんの治療に対する希望・症状・生活スタイル・ご予算に合わせて色々な治療計画を立てていますので、治療をはじめる前に安心できるまでご相談ください。
■ 病院との連携 ■
 病院での治療や薬局の薬を服用しながら灸治療を受けていただけます。1回目の灸治療で効果があったと感じたら、少しずつ薬を飲まないようにしていけばよいでしょう。
 もちろん薬をやめた上でお灸を始めれば、他に体に働くもの(薬)がない分だけ、お灸による体への作用もはっきり現れます。ですから、薬で眠くなって困るという方やお灸の効果を速く確認したい方は、薬をすっかりやめた状態でお灸をするとよいでしょう。また、花粉症になる前(薬を飲む前)からお灸だけはじめてみることもよいでしょう。
■ 関連事項 ■

トップページへ