更年期障害

■ 治療の効果 ■ 
1.のぼせ、頭痛、肩こりなど気になる症状が改善
 急に顔が”カ〜ッ”と熱くなって汗がたくさん出て困る。アトピー性皮膚炎のように突然顔や体にブツブツが出て困る。イライラしていて落ち着かない。吐き気がする。こうした更年期障害特有の症状が治療によって解消されます。
 頭痛、肩こり、冷えなどは、更年期障害によらない一般的な場合と同じく鍼灸マッサージが大変よく効く症状ですから、治療によって症状が軽くなったり、治ったりします。
2.生理不順を整え症状をさらに改善
 更年期障害の鍼灸マッサージ治療を受けている患者さんの中に、治療しているうちに何ヶ月も止まっていた生理が再びみられたり、不純だった生理が整ったりして、それをきっかけにそれまで現れていた色々な症状がすっかりなくなってしまう方がいます。
 こうした人では、治療によって全身の血の流れや神経の働きをよくし、ストレスを取り除くなど、女性ホルモンを作る卵巣の働きを邪魔しているものをなくすことで再び生理がみられるようになるのです。
 40歳代になると卵巣の働きが衰えて女性ホルモンの量が減ってくることは事実です。でも、生理がなくなったからといって、すぐに「自分はもう更年期なんだ」と思い込まず、卵巣の働きを邪魔するものを治療で取り除くことを試してみてください。
■ 標準的な治療 ■ ※実際の治療は患者さんごとに少しずつ違いますのでご相談下さい。
1.治療方法
 全身の血の流れや神経の働きをよくするために奇経治療といわれる鍼治療をします。これは手首と足首に1本ずつ鍼を浅く刺しておくだけの治療法で、痛みは全くありません。その他、全身のマッサージ、背中・足首にお灸をすることもあります。お灸は痕(あと)が残らないので、安心して受けていただけます。
 頭痛や肩こりをとるために、頭・肩・首・背中などに鍼をします。また、症状のある部分にマッサージをすることもあります。さらに干渉波治療器といわれる電気治療器で筋肉をほぐしたり、遠赤外線治療器で温めたりします。こうした治療器は鍼やマッサージにプラスして行うもので、鍼やマッサージの代わりに治療器を使うということはありません。また、円皮鍼といわれるエレキバンのように肩や背中に貼っておく鍼をして、治療効果を持続させることもあります。
 鍼や灸が苦手という方には、マッサージでの治療も行いますが、治療効果をすぐに期待するなら、やはり鍼や灸の治療もされることをおすすめします。
2.治療計画
 1週間に1回、奇経治療や各症状への治療を含めた全身治療(1時間程度で5000円)を4回ほど続けるうちに(治療をはじめて1ヶ月ぐらいのうちに)、症状が楽になったり、治ったりします。例えば3回の治療ですっかり症状が治ってしまえば、その後の治療は予防の意味で1〜2ヶ月に1回のペースで全身治療をすればよいでしょう。一度症状が治ったら、再び症状が出てから何回も治療するより、症状が出ても出なくても2ヶ月に1回定期的に治療したり、旅行や仕事の計画など生活スタイルに合わせて治療する方がよいでしょう。
 以上は、鍼灸院セタニがおすすめする最も一般的な治療計画ですが、患者さんの治療に対する希望・症状・生活スタイル・ご予算などに合わせて、色々な治療計画を立てていきます。たとえば、鍼は初めてなので最初はマッサージだけで治療してほしい、肩だけ治療してほしい(3000円)、仕事の都合があるので2週間に1回のペースで初めてほしいなど、色々なケースに柔軟に対応します。治療を始める前に安心できるまでご相談ください。
■ 病院との連携 ■
 現在、産婦人科などでホルモン補充療法を受けている方も、それを続けながら気になる症状の鍼灸マッサージ治療を受けられます。鍼灸マッサージ治療を始めたからホルモン補充療法をやめる必要はありません。
 ホルモン補充療法には、更年期障害の症状を治す他にも、骨粗しょう症を予防するという目的もありますから、鍼灸マッサージ治療でつらい症状が治った時でも、ホルモン補充療法を続けるかどうかについては、担当のお医者様とよく相談してください。
■ 関連事項 ■
更年期障害とは
ホルモン補充療法
頭痛の鍼・灸・マッサージ治療
肩こりの鍼・灸・マッサージ治療
アトピー性皮膚炎の鍼・灸・マッサージ治療
治療の料金と時間

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