ねんざ(捻挫)


■ 治療の効果 ■ 
 段差につまずいて足首をくじいてしまった。痛みや関節のはれで足を動かしたり、地面に足をつくことができない。転んだ時に手の甲をついて、手首を痛めてしまった。
 こうした方が、鍼灸マッサージ治療を受けると、手首や足首を動かしても痛みが軽くなったり、痛まなくなったりします。関節のはれがひいて地面に足をつけたり、体重をかけて歩けるようになります。家庭で氷などで患部を冷やせば、さらに効果的です。
■ 標準的な治療 ■ ※実際の治療は患者さんごとに少しずつ違いますのでご相談下さい。
1.治療方法
 ねんざしたら、すぐに患部を冷やします。治療院に来れるのが翌日になる場合でも、それまで冷やしておきます。治療の後も家庭で冷やします。患部を冷やすと症状を抑えたり、治療効果を高めたりできます。これは患者さんご自身でしていただきますが、詳しいやり方はお知らせします。
 鍼灸マッサージの治療は、関節のはれてふくらんでいる縁の部分に何本か浅く鍼をして、はれが引くのを促します。また、関節を動かすと痛むスジに鍼をして、関節を動かしても痛みが出ないようにします。関節を一時的に安静にする必要がある場合には、テーピングしてしっかり固定します。テーピングは患部の血の流れを悪くしてしまうこともありますので、あまり長時間続けることはありません。
2.治療計画
 ねんざしてから最初の治療までは、お電話でのアドバイス(無料)になります。関節の冷やし方をお知らせしたり、病院での検査をお願いすることもあります。
 治療は手や足などの患部とその周囲の治療(1時間以内で3000円)です。治療後も家庭で患部を冷やしますが、気持ちよいと感じていた冷たさが不快になったら患部を温めるようにします。この数日間にもう一度治療をしてもよいでしょう。その後は徐々に痛みやはれが引いていきますから、この段階で治療は終了です。
 ねんざする人は、関節がズレていることが多く、ちょっとしたことで再び同じ場所をねんざしやすいので、関節マッサージをしてズレを直しておくことをおすすめします。ただし、このためだけに治療院に来るほどのことでもありませんから、全身の疲れを取りに来院された時に、全身治療(5000円)に含める形でされると良いでしょう。
 以上は鍼灸院セタニがおすすめする標準的な治療ですが、患者さんの治療に対する考え方、生活スタイル、ご予算などに応じて色々な治療計画を立てています。例えば、鍼は苦手なのでマッサージだけで治療してほしい、明日のサッカーの試合に出場したいのでテーピングをしてほしいなど柔軟に対応しています。治療前に安心できるまでご相談ください。
■ 病院との連携 ■
 病院の治療を受ける時も、ねんざしたらすぐに患部を冷やしてください。病院に行けるのが翌日になっても、それまで冷やしておくと治療効果が高くなります。
 関節のはれや痛みが強い時などは、鍼灸マッサージ治療の前に整形外科での検査をお願いすることがあります。骨などに異常がないことを確認した上で、鍼灸マッサージをします。
 患者さん自身の判断で整形外科での治療をしている時も、痛み止めの薬や湿布と同時に鍼灸マッサージ治療を受けてしただけます。病院での薬の効果に鍼灸マッサージの効果を加えて治療効果を高めることができます。
■ 関連事項 ■ 
ねんざ(捻挫)とは
骨折・脱臼の治療について
治療料金と治療時間

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