★子宮筋腫★
■治療の効果
子宮筋腫もまだ小さいし、将来出産の希望もあるので、婦人科の先生と相談してしばらくは様子を見ていくことにしているけれど、生理の時に下腹や腰がとても痛い。生理でないときでも、なんとなく重い感じがしている。
こうした方が、鍼灸マッサージの治療を受けると腰痛や腹痛を軽くすることができます。
■標準的な治療
※実際の治療は患者さんごとに違いますのでご相談ください。
@治療方法
一般的な生理不順・生理痛と同じように全身的な治療をして体調の改善を図ります。全身マッサージをしたり、鍼治療では奇軽治療と言われる全身調整のための治療をします。これは、手首と足首に1本ずつ鍼を浅く刺す治療法で痛みはまったくありません。
腰の重だるさや痛み、下腹の痛みに対しては、腰に鍼をしたり、おなかや膝・足首のツボにお灸をしたりします。お灸は痕(あと)が残りませんから、安心して受けていただけます。
鍼や灸が苦手という方には、マッサージの治療だけも行っています。
A治療計画
症状が強い最初の1ヶ月ぐらいは、1〜2週間に1回、全身治療(1時間程度で5000円)をします。症状が落ち着いてきたら症状の変化を見ながら1〜2ヶ月に1回の治療になります。この途中でも症状が強くなれば随時治療することはできます。
以上は、鍼灸院セタニがおすすめする最も一般的な治療計画ですが、患者さんの治療に対する希望・症状・生活スタイル・ご予算などに合わせて、色々な治療計画を立てていきます。たとえば、鍼は初めてなので最初はマッサージだけで治療してほしい、症状が軽くなってからも心配なので2週間に1回治療してほしい、いったん良くなったので今度痛くなったら治療してほしいなど、色々なケースに柔軟に対応します。治療を始める前に安心できるまでご相談ください。
■病院との連携
子宮筋腫が小さくて、患者さんが将来出産を希望されている場合には、すぐに手術は行わず、様子をみることになります。こうした時でも、下腹の痛み、腰痛などの症状を軽くするために鍼灸マッサージ治療を受けていただけます。
鍼治療などによって症状が軽くなったり、なくなったりした時でも、子宮筋腫の様子については、産婦人科での経過観察は続けてください。そして、子宮筋腫がどれくらい大きくなったのか、どれくらいの大きさになったらどんな手術をするのかなどを担当のお医者様と相談してください。